東海東京証券 部門別の概況

マーケット部門

 マーケット部門は着実に顧客基盤、事業基盤を拡充し、東海東京フィナンシャル・グループの主力事業の一つに成長しました。高い専門性を備えた人財の活用やシステムインフラの高度化により、東海東京証券のお客さまをはじめ、提携合弁証券やプラットフォーム提供先に、外国株式、外国債券、仕組債、デリバティブなどの多彩な金融商品を提供するとともに、トレーディング力の一層の強化に取り組んでいます。

強み

  • 提携合弁証券やプラットフォーム提供先を含めた広範囲の商品販売網(顧客基盤の広がりと厚み)
  • 提携合弁証券の親銀行や有力地方銀行を相手方とした金利為替系デリバティブ取引
  • 外国株式、外国債券、仕組債等の多彩な商品ラインアップ
  • 自己勘定を活用した国内外株式のプリンシパル取引の活性化
  • リサーチサービスやアナリストミーティングなど機関投資家向けの情報提供力
東海東京証券 マーケット部門

経営計画の進捗

 マーケット部門では、対顧客ビジネスの拡大、顧客フローの有効活用、プロップ(自己売買)ビジネスの強化に取り組んでいます。対顧客ビジネスでは機関投資家向けに日本株プリンシパル(相対)取引の拡大に努め、顧客フローの活用ではリテールと法人双方についてブロックトレード等の拡大を図っています。プロップ強化に関しては、対顧客ヘッジ取引の高度化を目的にグローバル基盤を整備。ロンドン現地法人にトレーディングデスクを設定し、24時間トレード体制を確立しています。

商品別収益 ポジション収益/フロー収益内訳

法人営業部門

 法人営業部門では、ブローカー業務における卓越した執行力を活かして、法人顧客の広範かつ高度なニーズに最善のソリューションを提供しています。また、お客さまの業態に応じて最適な運用商品の発掘を進めるとともに、仕組債や投資信託など、お客さまのニーズに適合した仕組商品を提案し、信頼の獲得とリレーションの強化に努めています。

強み

  • 金融機関向け私募投資信託の組成・販売力
  • 投資銀行部門との連携による新発地方債の販売力
  • 輸出入企業向け金利為替系デリバティブの組成・販売力
  • 他社との協業を含めた商品・サービスの多彩なラインアップ
  • 国内大手証券会社に次ぐブローキング業務の執行力

経営計画の進捗

 法人営業部門では、フロー収益(株式や債券の市場取引)40%、ストック収益(代行手数料等の安定収益)20%、スポット収益(仕組債に代表されるオーダーメイド商品)40%のバランスをめざすとともに、それぞれのトップライン引き上げに向けて顧客層の拡大、投資残高の拡大、既存顧客とのリレーション向上に取り組んでいます。こうした施策が奏功し、2020年3月期の当部門の収益は過去最高を記録しました。フロー収益の中心である国内債収益の伸長などが好業績に結実しています。

営業収益 投資信託預かり資産

投資銀行部門

 投資銀行部門では、マザーマーケットの中部地区を中心とした強固なリテール販売網と広範なホールセール顧客層を基盤に、IPO、公募増資・売出、M&Aなど、さまざまなサービスを推進しています。とくに中部地区のIPOでは大手証券に匹敵する実績を残しており、M&Aアドバイザーに指名される事例も増加しています。東海東京フィナンシャル・グループの営業網を活用した案件ソーシングにより、事業承継やグループ再編等の多様なM&Aに対応しています。地方債・電力債をはじめとする新発債券の引受・販売業務でも大手5社に次ぐ引受実績をあげ、発行体、投資家双方から高い評価を得ています。

強み

  • スモールからミッドサイズながら特色あるビジネスモデルを有する企業の主幹事案件を獲得
  • 名古屋、東京の一体的な運営体制と情報収集・発信により、投資銀行ビジネスを展開
  • 提携合弁証券、提携先銀行との連携を通じた引受活動と、ピナクルおよびピナクルTTソリューションとの連携によるM&A業務の展開

経営計画の進捗

 投資銀行部門は株式や債券の引受、IPO主幹事案件などに注力しているほか、東証一部企業の大型ブロックトレードなど新たな取組みにも挑戦しています。また2018年12月に誕生したピナクルTTソリューションを通じて中小企業における事業承継問題に最適なソリューションを提供しています。2020年3月期は東京および名古屋のフロント部署を拠点にIPOやM&Aの案件基盤構築に注力しました。

東海東京証券の2020年3月期リーグテーブル

法人トライラテラル戦略

 東海東京フィナンシャル・グループは、中核企業である東海東京証券を中心に、マーケット、法人営業、投資銀行の3部門が有機的に連携する「法人トライラテラル」戦略を推進しています。

戦略

  • 商品組成やM&A仲介、引受、法人営業など、3部門がそれぞれの専門性を活かしつつ、法人のお客さまへのソリューション提供に関する各分野で連携
  • 3部門のシナジー効果により、お客さまに提供する付加価値の向上と取引の拡大に注力
法人トライラテラル